DNAの周囲に次元の異なる目に見えない多重(12重)ラセンDNAがあるという彼の仮説。これはシェルドレイクが提唱した形態形成場をさらにファンタスティックに表現したと仮説と言える。この高次元DNAが誤作動をすると身体や人生の問題を生み出すという。その誤作動を修正するのが脳から背骨を通るエネルギーであり、「叡智エネルギー」と呼ぶ。
つまり、形態形成場=目に見えないDNA、と彼は述べている。彼はこの目に見えないDNAが人の営みのすべてをコントロールすると述べている。
彼のこの発想は私の調べたところ、彼の独自の発想のようで、他に同じようなことを述べている学者はいないようだ。
彼は目に見えないDNA=叡智エネルギーであり、そのデータの不具合から意識や感情の乱れが起こると説いている。他の人のエネルギーと混じり合うことで乱れが生じるという説。それらは形態形成場=生命場=魂=意識体と同等であると思われる。地球の人間に転生した魂は、エネルギーの乱れを修正するために地上に降りて来たと彼は述べている。
高次元の世界は地球よりも環境が生ぬるいため、進化や成長のスピードが遅い。よって、飛躍的な進化や成長を望んだために、魂が地球と言う厳しい環境を選んで転生したと述べている。この考え方は密教の思想と通ずる。
松久先生は、目に見える2本のDNA以外に目に見えないDNA場の構造がDNAの外側に5層(5対)あると述べている。5層は順に、身体の働かせ方、身体の治し方、身体のシナリオ、感情・性格・能力の情報、人生のシナリオのデータが含まれていると述べている。この仮説の論拠に関しては一切触れておらず、オリジナルの考えなのか他の文献からの引用か不明。いずれにしても目に見えない5層の場の理論はかなり飛躍のある仮説となっている。受精卵に魂がソウルインし、1対が6対になるのだが、訓練すればシナリオは自分でスイッチをオンオフできるようになり、そうすると松果体のポータルが開き宇宙の叡智が取り込まれる。
松果体が活性化していれば自分以外の意識エネルギーを取り込むことができる。そして乱れたDNAの絡みが解きほぐされるという。
また、癌はシナリオの一つであると説く。気づきや学びを得るために癌のシナリオが用意されているという考え方。つまり、気づきや学びを得たのなら癌は消える可能性があるという。
松久先生は独自の理論としてケイ素には3つの電子殻の間にブラックホールがあると仮説を唱え、これを独自にシリコンホールと名付けた。ここは宇宙の叡智エネルギーを受け取ることのできる特殊なポータルで、松果体はケイ素の度合いが高く、これが松果体がポータルとして働く由縁であるとしている。