「例えば、ルンと同じ性質を持った食物(お茶のように「粗い」「軽い」という効力のあるものや、豚肉のように「軽い」「極めて冷たい」という効力を持つもの)を摂取すると、身体にルンが集積されます。次に「寒」が生じ、ルンの病を発症させます。しかし、そこで「脂っこい」「暖かい」という効力の食物を摂取すれば、集積されたルンの乱れがルン病という形で現れるのを抑え、鎮めることができます(同著)。」
チベット医学ではこのように個々の食物の「高次元レベルの特徴」を研究し、その特徴を利用して3体液のバランスを整える。まさに波動医学のメソッドと通じるところがある。食物の高次元レベルの特徴(重い・冷たいなど)は味から推定することができる。「食物が五大元素(地・水・火・風・空)のどのような組み合わせからできているかをもっとも明確にしているのが味だからです。例えばニンジンならその甘さから五大元素中の水と地の元素が優勢であると推測することができます(同著)。」
地+水⇒甘い |
地+火⇒酸っぱい |
水+火⇒塩からい |
水+風⇒苦い |
火+風⇒辛い |
地+風⇒渋い |