霊障医学要約

 霊体は霊体に取り憑くことができる。他の霊体が取り憑くと、元の霊体の性質が変化する。たくさんの霊に取り憑かれれば元霊体の体質までもが変化を起こす。それは、おそらく生命場や形態形成場が取り憑かれた霊によって変化を起こすからだと思われる。
 人間の細胞や組織の成長には場(生命場、形態形成場)が影響することを理解したと思うが、場が乱れるとそこに病変ができてしまう。これが霊障の原理である。霊体は人間に取り憑き、場を操作し、病気を起こす情報(場)を垂れ流す。乱れた場をなるべく早く正常化させることが霊障医学の基本である。
 霊体は動物霊なども含めると、無数にさまよっており、全く影響を受けないで暮らすことはほぼ不可能である。だから生きている人間はほぼ100%霊障を持つ。
 しかし、生命場の変化は即座に細胞に損傷を引き起こすわけではなく、徐々に細胞同士の協調性を乱していくので病気はゆっくり進行していく。だから霊障と言われてもピンと来ないものだ。
 霊体は人に病気を起こさせてやろうという悪意がない場合が多い。しかし、一人の人間に憑依し続けると、その霊体が生前に患っていた難病の情報が人間の生命場に移植される。よって、その霊体が例えば胃癌で亡くなっていた場合、憑依され続けていると、その人までが胃癌になることがある。不幸にも霊障はこのように霊体が無意識に起こしてしまう場合がある。
しかし、病気の場を意図的に作り出せる霊体が存在する。それを意図的に人間に移植させて病気にさせようとする悪意ある霊体が存在する。チベット医学ではそれを鬼神による祟りと言う。
 霊体が持つエネルギーには人間や動物たちの形態を作る設計図が含まれているようなのだが、その設計図に少し手を加えれば、病気の設計図を作ることができると思われる。悪意ある霊体が病気の設計図を送信し続けると、病気になるが、それを治すには薬や手術では無理である。祟りを起こしている霊体と交渉しなければならない。
 一昔前は僧侶が霊障医学を実践していたが、現在は霊障治療を宣言する医師が出現する時代になった。さらに時代が進めば霊障を考えられない医者は医者と呼ばれなくなるだろう。いや、それは決しておおげさではない。