密教やチベット医学まで持ち出し、霊的な世界、神仏の世界の実在の可能性を説いてきたが、「それと病気と何の関係があるんだい?」とあなたは言うだろう。まさか「病気のほとんどに霊障が関与しているなどというバカなことを言いだすんじゃあないだろうね。」と言われそうだが、そのまさかなのである。ちょっとした怪我でさえ霊障が関与している。
例をあげよう。16歳の女性、陸上部、走り幅跳びの選手。両足の痛みがどこの医者に行っても治らない、代替医療もほとんど全て試したがダメだったという女の子が来院した。妻の判断では「彼女は全身の気が枯渇していて冷たい。どんなに気を入れてもなかなか温まらない。」という。だが、妻が霊能力治療(ご加持という)をすると、冷えが消失し、硬かった関節が柔らかくなった。16歳の患者は自分の体が劇的に変化したことに非常に驚いたのだが、同時に自分に怪我が多いのは関節が硬かったせいだということに気づいた。つまり体が硬かったのは霊障が原因だと言うことである。だから怪我が多かった。
このように、怪我や事故が多いということの根本原因が「霊障」にある場合を考えると、恐らく全ての病気のうち「霊障が全く関わっていない」というものは一つも存在しないと私たちは考えるようになった。食生活や嗜好にも霊障が関わっている。霊障はあらゆる病気の原因となり、病気は結果である。その結果に対して西洋医学は対処療法をしているのだが、本当は原因を追究しなければ病気を根絶することはできない。霊障はまさに全ての病気の根本であるがゆえに西洋医学は病気を根本的に治すことができないのだということがわかってきた。
最近では「霊障がほとんど全ての病気の原因になり得る」ことを医師が述べている。その一つ、「霊障医学 奥山輝実著」をこの章で紹介する。→次の本文を読む