霊界の概要(本文)

 霊界は霊視力が備わると見えてくる。よって最初に来た時は砂漠や山や自分が投影する世界しか見えない。目が慣れてきて霊視力が備わると、無限に長くそびえる山脈、海、砂漠、山、町や村が見えてくる。霊界の太陽があり胸の高さから動かない。そこから霊流が放出され、そのエネルギーで霊たちが生きている。数えきれない集落があり、木造り・石造り・建築方法は集落全体が同じで、放射状に町が作られている。中心にはリーダーが住む。同じ集落の人は性格も顔つきも似通っている。
 そうした世界が地上(下)・空中(中)・天(上)と三層に分かれていて、上に行くほど霊格の高い霊が住む。天の層は想像を絶する美しい宮殿庭園、田園が並ぶ。さらに地獄に3階層、天国に3階層ある。

想念の交通
 一人の霊が他の霊と想念の交通を交わしたいと思い、その顔を思い浮かべるだけで通信が成立する。言葉を用いなくても表情の上に見える。そして必要に応じてイメージを頭上に出す(表象)。そして考えや意見を交換し合う。透視も壁を歪めることもできる。ただし、その能力は格差がある。

霊界の進歩
 約千年に1度、上世界の霊のうちでもとくに高い悟りの境地に達し、新しく天人ともいえる境地に至った者にはそれを祝って天人の舞いが許される。せいぜい数十人である。霊界での生活の目的が永遠の霊的進歩を目指していることの何よりの証拠である。私は天人の境地とは解脱であり、これが輪廻からの離脱を意味していると想像する。だが、千年で数十人とは…少なすぎる。

霊界の太陽とバグ
 霊界の上中下の世界は霊界の太陽からそれぞれ間接霊流(エネルギー)を受けている。現世もその霊流を受けている。霊流の放出量は、上が高く、下が低い。そして各層の間接霊流に適する心の窓が各自に開いていて、中の者が上に行くとその霊流に耐えることができない。地獄に住む者の霊界の窓は極めて小さく、霊界の太陽の霊流に耐えられない。そのため霊界の地下に棲む。
霊界では10万年に1度というような稀な頻度で中の者が上に紛れ込むというようなバグが発生する。上の世界の者が紛れ込んだ者と想念をかわすと、中の者が壮絶な苦しみに襲われる。バグが修正されたときには天の幕に大きな穴が開いていたという。このような理由で上中下の世界は交通を許されていない。

霊界の戦争
 霊界では凶霊が山影、洞穴、巨岩の下などに棲みつき、霊界を侵食して勢力拡大を狙っている。その被害に遭うのは下の界の霊たち。彼らはリーダーの力(霊流を増幅させ)で山を崩し、凶霊を奈落に押し戻す。そうした前線の攻防が霊界には存在している。リーダー一人で大きな山を崩せるほどの破壊力を持つ。こうした戦いが見られるのは、地下(地獄)と接点を持つ地上の層のみである。

霊界に時間がない
 霊界では太陽が動かないし四季もない。老いることもなく時間の概念がない。想っただけで瞬間移動ができて距離の概念もない。青年の顔や老人の顔があるが、それは亡くなった時の年齢によるものであり、老け顔も若い顔も基本的には霊界に存在しない。

霊界の文・言葉
 この世の人々が数千語を費やさなければ説明できないことを、霊たちは数語か数十語で説明することができる。つまり表面の言葉には何百倍・何千倍の意味が込められる。また、言葉の微細な変化の中に意思、感情が含まれ、言葉と音節の無意識の配列の中に知性が現れ、霊にはそれがわかる。このことと霊の感受性の高さにより聞き手は話しての全てを知ることができる。隠し事は無駄である。
 霊界の文字には曲線が多く、象徴として数字が使われ、曲線の曲がり具合、書かれている位置、字間、字の大きさ、傾斜などに霊たちは多くの意味をこめ、少ない文章で本一冊分の情報を伝えることができる。そして霊界の文字は習うことなく自由に書き、読める。→次の本文を読む