量子医学と医学の違い要約

 量子力学は、「火のないところに火をつける」「距離が無限に離れていても瞬時に作用する」「同時に複数の場所に存在できる」と言った「魔法の世界の話」を実験で証明する科学。私たちは今のところ、こうした量子の世界が実在することを「高次元世界の実在」と解釈することしかできない。つまり学校で習った物理学が全く通じない世界と私たちは同居していることを量子力学は証明してしまった。
 そんなことを信じないという科学者たちの目の前で、次々と量子理論を証明する実験が行われ成功を収めている。それはまるでマジックショーのようだ。このショーのおかげで科学の信用性が劇的に低下した。だが、医学は量子論によって崩される以前に、科学とみなすには欠点があった。それは検査結果の異常・正常の判定、薬の作用の効果判定など、あらゆる判定を統計学で処理するところである。統計学は科学ではなく確率論。「薬を飲んでも効かない」「数値が高くても全く健康」というような例外が5%未満なら「科学的に整合性あり」と理論づけるという勝手な取り決めをした。
 つまり、例外が5.1%出現したらその時点で「薬は効果なし」と判断され、例外が4.9%だったら「薬は効果あり」となる。外科的な実験も同様に、「この神経を切断すれば症状が軽くなる」という場合、切断して悪化した人が100人中4人なら問題なしとするのが統計学を悪用し、科学的に見せかける医学の正体である。
 医学はこの5%ルールにより科学とみなされるようになったと医学者たちが口をそろえて言う。が、それは私には悪い冗談にしか聞こえない。その100人中4人の悪化例の「なぜ悪化したのか?の理由」を徹底的に研究することが科学の真の姿であろう。
 もともと科学的と言うには欠点のあった医学に、量子論がさらにダメ押ししたのがレセプターの話だ。スイッチのオン・オフしかしないと考えられていたレセプターが、オン・オフ以外に物質の種別まで判断できることが量子論的に言われるようになった(周波数や共鳴を利用していると言われている)。おかげで薬学はピンチである。彼らはレセプター探しを必死にしているが、その先の共鳴の仕組みなど「あるはずがない」ことにしているからだ。
 医学は飛行機が飛ぶ時代に人力車並みの手作業で研究を続けている。まさに医学は旧力学でストップしていて量子力学にまで到達していない。量子力学は次元を超えた物理学を研究しているというのに、医学は「次元を超えるなどあり得ない」と量子力学を一蹴している。このままでは医学は廃退してしまう。