過去の記憶がリセットされる理由(本文)

 イルカからイルカに転生する場合は、形態形成場は母体からコピーする必要はなく、前世で宿ったイルカの形態形成場をそのまま利用すると考える。
 ところが形態形成場は3次元世界で生き抜いている間にボロボロになる。わかりやすく言うとバグが生じる。不良な形態形成場情報(癌化、免疫異常、神経系の異常などの情報)が蓄積されてしまい、バグを保持したまま転生すると、転生先で先天性の病気を発症してしまう。先天性でなくとも、時限爆弾のように中高年で発症するものもあるだろう。中には過去に銃殺された者は、転生した時に、その銃創があざとして残ったまま生まれてくることがある(8-10.参)。つまり形態形成場は過去の記憶に影響されることがわかっている。
 このようなバグを持つ形態形成場を修正するシステムが霊界に存在していなければならない。その最大の修正システムが「過去の記憶を消す」ことであることはほぼ確定的である。
 前世で受けた銃創が今世であざとなって残ったという話は、過去の記憶の傷が深すぎて消去不能だったことを意味する。
 このように考えると、過去にあまりにも強い衝撃のある出来事による心の傷は、転生をしても形態形成場から除去することができずに傷を残すと思われる。それが前世の記憶であると思われる。→次の本文を読む