命ある生き物は超常現象の宝庫である。アリが何メートルもあるアリ塚を作る、クモが誰にも教わらず蜘蛛の巣を作る、飼い犬が飼い主の帰宅時間に反応して行動するなど不思議なことだらけである。しかし、人間が不思議なことを起こすと「トリック」を疑われる。科学は超常現象を常に否定しにかかる。
現実はシビアだ。軍関係者が軍事利用をするために超能力の研究を行い、敵国の軍事基地の偵察をその透視能力を用いて行っている。
人間で起こる超常現象の一つとして前世の記憶がある。これは今でもバージニア大学で研究が受け継がれている。ある前世を語る子どもに特徴的な母斑があり、その前世と思われる人物にも母斑と一致する創傷が確認された事例がある。
私は超能力者の妻と毎日暮らしているが、何もしないのに電気製品にスイッチが入ることなど日常茶飯事である。超能力とは科学で解明されていない能力であり、いわば誰もが超能力を持っている。まずは、超能力が不思議、奇妙、驚異的という概念を捨て去るべきだろう。