密教で護摩供養をする時は、その炎にお不動様を呼び出す。不動明王様は大日如来の化身であり強い法力を持つ。お不動様を呼ぶと眷属である12天(帝釈天、火天、焔摩天、伊舎那天、地天、風天、水天、毘沙門天、羅刹天、梵天、日天、月天)と8大童子などが一緒にやってくる。しかし焔摩天、伊舎那天、毘沙門天、羅刹天には魔に属する眷属がおられるので、その眷属の方々には帰っていただき、天井から網をかけ、そして魔が近づかぬように垣根に火をかける。そしてお不動様を接待し、行者に憑いていただく。火天様の座を用意して接待し火を作っていく。最後に宇宙の不動明王様を呼び出す。護摩供養ではこのような作法を行う。→本文を読む