観想・五禅定仏(本文)

 自己の心情についての真の姿をとらえようと、心をしずめて深く思い入ることを言う。霊能者が観想を実践すると内的視覚(霊視)や精神的洞察の超越的能力(予知、前世診、透視能力など)に転換される。一般人には無理である。

 密教では5つの禅定仏が君臨する。禅定とは心が動揺しなくなった状態を表す。その最高峰に1、大日如来(宇宙の意識)がある。その下に2、宇宙の智恵は阿閦如来(あしゅくにょらい)。3、平等性の智恵は宝生如来(ほうしょうにょらい)。4、空性(無我性)の智恵は阿弥陀如来、5、成所作(じょうしょさ:何物にもとらわれず実践する)智恵が不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)である。 大日如来は原初的な状態へと分解された事物の集合体と関連付けられる(同著)。量子力学でいう素粒子(波動)であり宇宙そのものである。一方、阿閦如来は純粋な意識-原理というより活動的な役割を与えられている(同著)。→次の本文を読む