行動や本能の遺伝と形態形成場仮説(要約)

 機械論的生物学では動物が学習によって獲得した行動が子孫に引き継がれることはありえないとされる。これとは対照的に形態形成場仮説の立場では生得的行動も学習された行動も形態共鳴がもたらす運動場に依存すると考える。従来の理論では生得的行動はDNAの中にプログラムされていると考えられている。1930年マクドゥガルのBritish Journal of Psychologyに興味深いラットの行動実験についての記述がある。→本文を読む