薬学の急所(本文)

 医学と薬学、化学は蜜月の関係である。この三つの学問が恐れているのは量子論が参入してくることである。すでに100年以上、参入を阻止出来ているがそろそろ限界が近づいている。化学薬品がやろうとしていることは、レセプターの動きを薬剤で制御することである。しかし、量子論はレセプターの鍵は単なる鍵屋さんで複製できるキーではなくUSBキーである可能性を示唆している。製薬会社は鍵屋さんである。たくさん鍵を作って売って商売をしている。が、実は鍵の奥にはUSB端子が潜んでいて、そこから多くの情報が伝達されている可能性がある。これは薬学の急所である。
 現在の薬学はUSBの穴をふさぐことしかできず、USBメモリの中身は空っぽ。しかも薬屋の作る合鍵は、マスターキーになっていて、体中のあちこちの鍵穴に入ってしまう。だから制御しようとする動き以外にもいろんな副作用を発生させてしまい薬害が続出している。  
 今のところ薬屋はできるだけ狙った鍵穴にだけ入る鍵を作ろうと必死になっている。だが、いくら狙った鍵穴に合う鍵を作ることができたとしても、そのUSBキーの中身は空っぽ。だから病気を完治させることができない。そして副作用も厳しい。薬剤の行っていることは、工場のブレーカーを落とすようなものであり、スイッチのオンオフよりもはるかに乱暴で粗雑である。
 レセプターが実はUSBキーであることを医学界が認めることは、医学の稚拙さを公表するに等しく、それでは民衆の「薬離れ」が起こる。これを防ぐには量子論を薬学から遠ざけておくしかない。だからいまだに量子薬学という学問が発足していない。
 まさに、医学・化学・薬学はアナログのカメラであり、量子医学はデジカメである。私はデジカメを医学が採用するにはあと数百年かかると見ている。アナログカメラが売れなくなることは、国が転覆するほどの経済的なダメージがあるからだ。2015年医療費は42兆円で、国家予算に占める医療費の割合は44%。ここが転覆することは国家が転覆することを意味する。→次の本文を読む