罰と支配と闇要約

 病気を治す高次元エネルギーが存在するということの裏の意味は、「病気や死をもたらす高次元エネルギーが存在している」という意味になる。だが、多くの僧侶や霊能者たちはそのことに関して硬く口を閉ざしてきた。
 私たちは高次元世界から注がれた邪悪なエネルギーを防ぐための傘を持っていない。狙われれば最後、病に伏し命を落とす以外にない。この章ではそうした祟りによって命を落とすことが実際に起こっていることの例を挙げた。
 神の祟りは罰であり見せしめである。人間が高慢になりすぎて世界の秩序を狂わせることに対する罰と見せしめである。
 高次元医学では、高次元由来の量子エネルギーを用いて人間の病気を改善させようと動き出している。それは大変すばらしいことであるし、未来の医学は高次元を考慮したものとなる。
 高次元からのエネルギーは意識のある者(神や仏)から発せられる有機的な気のエネルギーもあれば、鉱物や電磁気や近赤外線などのように高次元エネルギーと共鳴しながら3次元世界で威力を発する無機的な波動エネルギーもある。
 同様に、肉体を破壊する邪悪なエネルギーにも有機的なエネルギーと無機的なエネルギーがあると考えるべきだろう。
 私はここで、邪悪な害のある高次元エネルギーが存在することを考慮する必要があることを述べておきたい。それらをいかに防ぐかも今後の医学的な知識として取り入れなければ、本当の意味での医学の進歩ではない。
 太陽光に含まれる放射線は、強ければ私たちの肉体を破壊する。同様に高次元エネルギーも強ければ、私たちの魂を破壊する力があるだろう。
 おそらく、魂には寿命がない。しかし意図的に破壊することはできるだろう。ならば、高次元世界でも、破壊の武力を用いて魂を支配して服従させていこうとする力が存在しているに違いない。支配と闇の力は、高次元世界にも存在しているだろう。
 高次元エネルギー、量子波・・・それらは「いいことばかりではない」という意識をしっかりもつ必要がある。