第3の目(本文)

 松果体はメラトニンという睡眠のリズムを作るホルモンを分泌する。このため松果体は光を感じることができるという仮説が生まれた。眉間に第3の目があると仏教界では言われているが、その発想と松果体が光を感じるという仮説が結びつき、松果体が第3の目ではないかという飛躍した理論がある。また、まつぼっくりがキリスト教の建造物のオブジェに多用されていることから、松果=まつぼっくりであり、昔から松果体が神秘的に扱われていた証拠として挙げ、松果体に神秘性を持たせようとしている。 理論はさらに飛躍し、彼は松果体には宇宙の叡智とつながる力があるという仮説を唱えている。
 こうした松果体=第3の目、という仮説は霊能者の間で世界で広く受け入れられている。受け入れられてはいるがそれを支持する確証のある文献はない。→次の本文を読む