そもそも霊障がなぜ起こるのかを考えると、マイナスの因果であり、一言でいうと「罰」である。罰をプラスととらえることもできる。その場合、病気という罰は人格を高めるための教材・修行という言い方になる。病気が何らかの罰や修行で起こるとするならば、霊的な罪と罰の関連性を研究することが次世代の医学には必要だということになる。この章では「罰」という観念で「祟り」を見ることにするが、そこには極めて大きな精神世界の闇が潜む。その具体例を密教の僧侶たちに取材した実話を元にした漫画本「霊験修法曼荼羅:永久保貴一」や、日本で言い伝えられている祟りの話を参考にして見て行くことにする。→本文を読む