死ぬと肉体と意識が分別され、霊体になることを理解できたとしても、生きている人間が霊を飛ばすという話は理解することは難しい。なぜなら、生きている=肉体と霊体が結びついている状態、なので「霊を飛ばすことは不可能」なはずだからだ。よって生霊は想像上の話と考えざるを得ない。しかし、日本には生霊の対処法について専門的に研究している職業がある。それは陰陽師である。
陰陽師はまさに生きている者が飛ばす怨念や霊体を扱っており、生霊の研究で彼らの右に出る者はいないだろう。そこで本章では阿部成道(陰陽師)著、「念」を参考にして生霊について考える。→本文を読む