量子医学というタイトルから密教の話になるとは誰も予想がつかない。しかし、ここまで読んだ方なら「病気は目に見えない世界の場の影響を受けている」ことをなんとなく理解できたはずだ。目に見えないとは光波として網膜に映らないという意味ではなく高次元に存在するという意味である。そう考えると量子医学とは高次元に存在する病因を考察する医学と定義できる。だから量子医学は目に見えない高次元の話にならざるを得ない。
密教はまさにこの目に見えない高次元世界で起こっている事象を優秀な霊能者たちが研究した学問である。ネーミングの由来は単純だ。高次元世界で起こっていることは、それを観測できる能力を持つ者(霊能者)にしか理解できない。だから、誰かに教えようと思ったところでその能力を持たない者には理解できない。だから「秘密の教え」になってしまうという意味である。
ここではヘルムート・ホフマンというドイツ人が、20年間チベットで密教を学び、それを書籍化した「チベット密教の真理 訳:山田耕二(工作舎)」から要点をかいつまんで解説して行く。→本文を読む