現代の生霊事情について心霊浄化師の井口清満先生に直接話を伺えたのでここに追記する。井口先生はホラー・スピリチュアル漫画の「神霊浄化師・神楽京」「井口清満の神霊事件簿」などの原作としてしばしば登場されているので霊能者の中では有名な先生である。
彼は14歳の時に霊が見えるようになったそうで、そのことを母に話すと彼の祖父にも霊能力があったことを伝えられ、「人前でその能力のことを言わないように」と言われたそうだ。それ以前も幼少の頃から予知能力があり、事故が起こる数十分前にそのことを予知し周囲を驚かせていた。
彼は霊が見えて怖いのでこの能力を制御する方法を自分で編み出していった。例えば目を強くつぶると、霊が消え、念じると霊が見え、さらに念じると霊しか見えない状態にするなど。
中学時代に彼は3体の霊体に付きまとわれたことがあり、霊から成仏させてほしいと頼まれる。そこで成仏するイメージを強く思い浮かべて見ると、見事に一体の霊体が成仏して行った。しかし、残る2体は成仏しなかった。そういう経験を通して「念じることで霊界に影響を及ぼすことができることを知り、以降、つきまとってきた悪霊を祓うためのエネルギー体を作りだすなど、自身で創意工夫をして行った。つまり彼は誰からも教わることなく自ら霊能力を磨いていった。陰陽師や密教の行者たちは、師匠から法を教わって呪術を身に着けるのだが、彼は誰にも習わずに自然と身に着けていくのだからその潜在能力は計り知れない。→次の本文を読む