人間でもヤクザやチンピラは「おとしまえをつけさせる」ということをすぐにするが、人格の高い人はそのような「おとしまえ」を実行しない。同様にすぐに「おとしまえ」をつけさせようとする神霊は神格が低いと考える。おとしまえには大儀がない。
では、世の中には低級な神霊と高級な神霊のどちらが多いだろう。普通に考えればピラミッド型の分布をしていると思われ、低級になればなるほどその数は多くなると考える。つまり、我欲の強い神霊の方が高級な神格の霊よりも圧倒的に多いと思われる。
「恩を返さない者に落とし前をつけさせてやる」と息巻いている低級な霊が圧倒的に多いと言うことだ。
この世で我欲を満たそうとあくせくする者は、低級な神々に貸しを作り、そして支配されていくのだろう。しかし、究極の悪事を働く者が自滅するとは限らず、栄華を極めることがあるのは、その者たちが魔系の神と契約を交わし、契約通りに行動するからであると私は推測する。
だが、魔系の神と契約を交わしてでも栄華を極めたいと思うだろうか。いいや私は思わない。なぜなら栄華を極められるのは3次元世界にいる短い間だけだからである。霊界に戻れば、魔系の神の奴隷として永久に近い長い期間、彼らの使い走りにならなければならないだろう。おろらく転生してもその兄弟分関係から逃げられない。やくざで言う杯を交わすというやつを低級な霊と交わすと、死してからも永遠にこき使われる可能性がある。
私たちは悪意のある行動を起こしたり、誰かを陥れる祈願をした時には、そうしたやくざな霊たちの支配下に堕ちるということを考えておくべきであろう。もちろん、好んで堕ちて行くのは自由である。→次の本文を読む