彼は胃・十二指腸潰瘍で病院勤務の休暇をとるレベルにまで悪化し、自宅用量中に倒れた。その際に先祖の遺影に生まれて初めて真剣に祈り、20年間治ることのなかった胃痛がわずか10日で治り完治した。その他の奇蹟体験として千島学説同人でキリスト教の伝道師の細野氏の体験談を挙げている。
子宮がんで全摘手術後、余命3年と言われた婦人。その方のために細野氏が祈ってさしあげたが、3か月後には正常な暮らしのレベルになり、35年以上元気に生きている。
細野氏の息子が3歳のころ、耳が痛いと言って泣き出したのを祈りで治した。
この他、小松先生自身が水戸に行ったときに大腸がんが祈りによって瞬間的に癒されたという方に出会ったと伝えている。
米国の病院で心臓病患者393人を2つのグループ(回復を祈るか祈らないか)を調査。他人に祈られたグループはそうでないグループに比べて有意に人工呼吸器・透析・抗生物質の使用量が少なかった。
映画「祈り~サムシンググレートとの対話」で声優であり映画監督でもある白鳥監督が自身が30代で脳腫瘍を患う。摘出は不可能との診断で絶望の淵に立たされた。そこからいろんな治療法を模索し、江本勝氏の波動カウンセリングを受けることにした。その理論によると、怒りは肝臓、悲しみは肺、抑うつは胆のう、嫉妬は胸腺、鼓室は肛門というように、臓器を波動測定することにより、過去に抱いた気を感情を思い出して吐き出させる。自分の感情に対して心から謝り許してくれるように祈ることで難病を克服していく。すると脳腫瘍が小さくなり症状が回復に向かう。白鳥氏はこの体験により「意識の力」を確信した。後に述べるチベット医学がこのような医学である。
日本に起きている問題も地球に起きている問題も全てはつながっていると考えた。
この考え方もまた密教の考え方であり、前述の松久先生のゼロポイントと同様の考え方である。これほどまでに共通した考えをしているという事実が、「密教が極めて事実に近い教えを説いている」と言えるかもしれない。→次の本文を読む