癌治療成功100%の光波(本文)

 レイモンド・ライフ博士(米国)は1933年に6万倍の光学顕微鏡を発明し、ウイルスを観察した。ウイルスが正常な細胞を癌化させて行く様子を観察し、ウイルスを破壊する光波を発見した。その光波を用いて16人の癌患者全員の癌を完治させたと言われている(文献はTHINKERのブログより)。ところが闇の圧力により、共同研究者たちが一斉に口を閉ざし、ライフ博士など知らないと言い出し、彼の研究が葬り去られたそうだ。
 この話において100%完治したことが真実であったとしても、癌の原因が100%ウイルスによるものとは言えない。また、世界中の癌の患者を、全員この光波だけで完治させることは不可能である。よってなぜライフ博士が治癒率100%という数字を出せたのだろう。その不思議を解決しなければこの話自体の信用性が低下する。
 100%という数字を信じるしかないと仮定すると、癌を治したのはその光波だけでなく、ライフ博士の特殊な思念波が影響していると考えた方がつじつまがあう。これを調べるためには、その光波を用いてライフ博士以外の者が治療をし、その治癒率がどのくらい低下するかを考察すればよい。有意に低下するようなら、光波単独で癌が完治したのではなく、ライフ博士の超能力(祈る力など)が加わっていることが明らかとなる。
 この章で解説するのはまだ尚早かもしれないが、科学的な実験を行っている者自体が霊能力を持っている場合があり、実際は霊能力で改善していたとしても、その結果は「科学の力で改善した」と誤解されることがしばしばある。霊能力などのヒーリング系の超能力が存在していると仮定すると、科学の実験データはその力でゆがめられることが多々ある。
 私たちはしばしば追試を行い、優秀な治療成績を収めた治療法を、他の者が行った場合も同じ結果が出るのか?を調査する。しかし、追試ではほぼ必ず、開発者の成績よりも劣るのである。劣る理由はしばしば、技術的な差と言われるが、「祈る力、思念力」という目に見えない力が働いている場合がある。
 このように思念の力で嘘の科学データが蔓延しやすいのが「波動医学」の特性である。だから、同じように波動測定器を使い、同じように治療しても、その成果は治療を行う者の思念の力で大差が出ることがある。
 だが、悪いことに、治療者は自分に「思念で改善させてしまう特殊な能力がある」ことを薄々感じていても、それを公表することをしない。なぜなら、「科学的であること」こそ、世間に普及し、信じてもらえ、弟子が集まりお金が集まるからである。思念で改善させていることが判明してしまうとそれらの利益が失われる。つまり、超能力者でさえ科学を利用して金儲けをしたいと考えるので、その能力を自ら隠す(あるいわ無視する)のである。
 人間にはそうした「欲による情報のねじまげ」が常にあると考え、その分を差し引いて考えなければならない。
 残念なことにライツ博士の研究を引き継ぐ共同研究者さえいなくなり、彼の治療は闇のなかに消されてしまった。当然追試もできない。癌治療100%には疑問符が残るが、それにしても普及すれば多くの人々を救えたと思われる。→次の本文を読む