病気の直接因(3つの体液)(要約)

 チベット医学ではルン(風)、ティーパ(胆汁)、ペーケン(粘液)の3つの体液のバランスで病気を考察する。体液の動態が病気を作るという考え方は、西洋医学で言う血液やリンパ液の流れという意味ではなく、高次元世界に存在する目に見えない流れ(多くの機能をコントロールする要素)を示している。つまりチベット医学でいう体液は3次元世界的に考えるべきではない。3次元世界の唾液、汗、血液、内分泌などとつながりを持つが、それらを高次元からコントロールする要素として与えられているものととらえるべきである。よって医学者たちがチベット医学の内容について「何をわけのわからないことを言ってるんだ」と批判して拒絶することは不適切である。チベット医学は歴代の霊能者たちが医療現場での実践から体感して知識を互いにつきあわせて検討し合い、築き上げた高次元世界の理論であり、西洋医学が全く到達し得ない別世界の理論である。→本文を読む