念は抑えがたい強い願望・欲求に「御度」を宿したもの。それに対し生霊は念が抑えがたい強い願望・欲求に「魂」を宿したもの。魂を宿すとは新たな意思が芽生えることを意味し、自分とは異なる一個体の霊体が生まれることを意味する。あなた自身の魂の一部を削りとって「生霊」を生じさせている。つまり生霊はあなたの魂の分身・分霊を作り出すことを言い、魂の一部を削り取るほどの激しいエネルギーが噴出した時に生霊が生じる。
生霊を飛ばすことは自身の魂を削ることなので、たくさん飛ばしている人は魂が穴だらけ、傷だらけになる。
例えば恋愛感情のもつれによる激しい嫉妬や怒り、裏切り行為などに対する憎悪の感情を急激に高めたときに生じる。そんなとき、当の本人が意識することなしに生霊を生んでしまう。本人は魂の一部を削り取っていることを知らない。
魂の欠けた部分には本人以外の生霊や死霊が入り込む。何度も繰り返し生霊を飛ばしていると他の霊が入り込む余地がさらに広がり、本人の魂よりも外部から入り込んだ霊の割合が上回ると魂を乗っ取られた状態になる。この状態を「生成り」という。
人に対して激しい憎しみや怒り、嫉妬を抱きやすい人は生霊を生じさせやすく生霊や死霊に取り憑かれやすい。
ただし生霊が憑いても悪影響をほとんど受けない人たちがいる。彼らは外部から入り込む負のエネルギーを正のエネルギーに変換する能力に返還する能力に長けている。政治家や経済界のトップに立つ経営者、トップスター、トップアスリートなど。呪いや生霊に宿るネガティブなパワーを受け止めると、御度がその刺激に反応して輝きが一層増したりする場合がある。だから生霊が憑いたからと言って必ずしも恐れる必要はない。害がある生霊は2割程度である。→次の本文を読む