狐や蛇の祟り(本文)

主人公の実家では天狗、狐、蛇などを信仰していた。庭には狐が遊びに来ていたが、ある日隣人の撒いた殺鼠剤で狐が1匹死んだ。その後に狐が1日中啼いていた日があり、その日に隣人一家全員が交通事故にまきこまれ。殺鼠剤を撒いた本人は死亡。
 おじが会社を経営していて、その会社の軽トラックで敷地内の蛇をひき殺してしまった。運転手はその日から奇声を上げはじめ、1週間後に死亡。
 この話は狐や蛇が恐いのではなく、稀に神霊が動物に宿っている場合があることを語っている。動物だけではなくご神木のように神霊が木に宿っている場合もある。それを知らずに命を絶つようなことをすると祟りがあるということを意味する。 たまたま主人公の家は神仏が集まるところだったために、敷地内の動物に神霊が宿り、そうとは知らず誤って命を奪ってしまったことで祟られたと思われる。このような話は他人事ではなく、土地開発では常に起こりうる話であると認識しておいた方がよい。庭の木を伐採する時も、樹齢が高い木の場合は注意する必要がある。

 主人公の家には昔から三代に一人、呪術を使う人間が必ず生まれ、その者は僧侶か神官にならなければならない。一族には呪いがかけられており、僧侶か神官になった呪術者は皆28歳で死ぬ。主人公はその7代目で、幼いころから霊的なものが見えていた。→次の本文を読む