波動医学の原理(本文)

 私たちの体の器官には各々固有の周波数を持っている。この意味は共鳴を利用するとわかりやすい。例えばギターの第5弦に440Hzの音叉を近づける。するとこの弦が共鳴して震える。この共鳴の原理を利用することで、物質が本質的に持っている固有の振動数を計測し、その振動数のズレを調べて整えるのが波動医学の根本原理である。つまり、万物の周波数を知ることが波動医学の第一歩である。

周波数のズレを検知れば「診断」できる。
周波数のズレを調整すれば「治療」できる。


 これが波動医学の二大原理である(未来を救う「波動医学」 船瀬俊介著より)。
しかしながら「周波数のズレを修正すれば「治療」できる」というのは理論が飛躍している。雨が降ったらバケツに水がたまる。バケツに水がたまらないように蓋をすれば雨が止むのか?という理論と同じである。もしも、その方法で雨が止むのなら人間の病気は苦労せず全て制覇できるだろう。 
 例えば、肺結核になり、肺の固有周波数が音階のドからシに落ちたとする。この肺に対しドの音を照射して結核を治すというのが波動医学である。それで本当に結核菌が消滅するのなら、すべての難病がみんな簡単に治ってしまう。
 そのような波動治療法が「周波数のズレを修正すれば「治療」できる」ことを大前提にする医学であるならば、それを科学的と言ってはいけないという制約をつけなければフェアではない。何がいいたいのかというと、波動医学は超自然現象的治療であるから、それを「科学的と誇大広告」するべきではないと。
 波動医学を行う者たちは「科学的」であることを売りにして集客しようとするから社会問題が起こるのである。
 確かに振動数を科学的に計測でき、科学機器を用いて治療しているが、治療の原理は全く非科学的であり霊能治療と同じくらい飛躍している。
 「診断できる」ことに関しては文句なく波動医学は実証科学的である。効果も認める。しかし、波動調整による治療の理論は極めて非科学的である。それをふまえて、誇大広告は信用性をかえって低下させ、反波動医学勢力を勢いづかせるので控えるべきであると思う。波動医学は未来のある治療法なのだから、反波動医学勢力を勢いづかせてはならない。
 18章以降で述べるが、3次元世界と4次元、5次元…高次元世界は独立せず何らかのつながりがある。すなわち、3次元世界で起こることが高次元世界にも何らかの影響を与える。だから3次元世界で周波数を調整すればそれが4次元世界のエネルギーに変化を与え、その変化で形態形成場が変化し病気が治るというような理論も考え得ると私は推測している。だが、この理論は飛躍しすぎているので、これを科学的な理論として用いると、現代で科学教に洗脳された庶民によって、波動医学自体を激しく攻撃されてしまう。
 だから波動調整の理論については、科学的に語らないほうがよいと思われる。私は波動医学が次世代の高次元医学のかなめとなることを確信しているが、波動調整の理論は慎重に用いるべきであると思う。→次の本文を読む