ご飯を食べるときに「手を合わせていただきます」をするのは立派な宗教である。仏壇に線香をあげるのも宗教であるし、初詣に行くことも全て宗教である。自分が神仏を本気で信じているからそうしているのではなく、教えられ、習慣になったからやっている。
他の宗教を行ってはいけないという教えも宗教そのものであり、教団の決まりに従ってお布施をし、行事に参加するのも宗教である。信じているのは「教えられたこと」であり、自ら体験して信じたわけではない。キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教・・・と宗教活動をしている人は世界中に大勢いるが、信仰をしている人は多くない。
ここで重要なことを述べる。地球が丸いことや、人は死んだら無になると思うことも宗教であるということ。それらは教えられていることであり自ら体験して信じているのではない。それが証拠に、200年以上前の人々は地球は平面で天体が地球の周囲を回り、死んでも魂が生き続けると考えていた。当時は誰もがそう教えられていた。地球が丸いか平面か? どちらが事実なのかは関係なく、どちらも宗教である。→次の本文を読む