念とは「あなたの抑えがたい欲求に御度(気)を宿したもの」と定義される。霊とは違い念は意識を持たない。御度(気)は人間だけが持つものではなく、動物や植物、鉱物などにも流れているほか土地や建物にも流れている。
御度(気)の色は赤や橙、黄、緑、青、紫、白、金、銀などがあり、通常、人の身体を時計回りに流れている。そのときどきの体調や感情の起伏によって流れの厚みや速度、循環の良し悪しなどが変わる。日本に一番多い緑の御度(気)は個人の意見よりも集団の意見を尊重する傾向がある。他者にやさしく平和的だが保守的。赤は生命力にあふれエネルギッシュなリーダーに多い。目標に向かって情熱的で邁進できるが傲慢になることも。
あなたの願いが念の方向を定め、御度(気)がパワーを決める。
針の穴に糸を通そうとするとき、御度は目と指先に集中する。子供の病気を治そうとして母親が強い念を発すると、念が患部にからみついて治癒させるようなことが起こる。整体師や指圧師の両手にも御度が宿る。料理人の包丁からも御度が出る。痴漢の御度は狙った女性の臀部や胸に伸びて行く。
御度は能力者が見ればわかるものなので、黒い欲望は悟られると言う現実を知るべきと著者は言う。
また、念は物にも宿り、人の念が入った物は実際の重量よりも重く感じたり熱く感じたりする。→次の本文を読む