心と物(要約)

 精神世界と物質世界の話であるが、これは別の見方をすれば、高次元世界と3次元世界の話と言うことになる。
「あらゆる物は心に先行され、心に導かれ、心によって作られる(法句経)」この理論は現代科学の考え方と真っ向対立する。科学では物質が先行していると教わる。だから一般人には理解は無理である。
  私たちは意識を持ち、自我を持つが、その意識の根本は別の次元に存在し、その根本は全て宇宙の別次元で一体化していることに気づくことを「自我と非我の二元性の克服」と言い、悟りと言う。この時、意識は無限であることができ、宇宙のあらゆる物質に意識を浸透させることができる。その能力をもってすれば全ての物を創造できると言われる。
 物質はおそらく3次元世界限定の波動の形態であり、それを高次元世界の波動によって操作・創造できるのだろう。生命場や形態形成場をも作り出せるということだろう。すなわち意図的に病気(癌)も生成させることができる。密教はそうした「信じられない力」を実際に身に着けるための教えであり、おそらくおとぎ話や架空ではない。だが、私にそれができるわけではないので「おそらく」という単語をつけた。→本文を読む