井口先生はトランス状態にならなくても霊体と普通に会話ができる。しかも霊視力がずば抜けており、写真を見ただけでその人の人生や背後にある霊などを読み取ることができた。もちろん彼は守護神と会話することができ、お告げをいただくことができた。お告げで「霊能力で人々を救う修行をしなさい」と言われ、その際に「一切のお礼をもらうことを禁ずる」と言われた。
だから井口先生は初期の頃は全て無料で霊関係の事件の解決を行っていた。ある事件の解決のため、依頼者の家に行き、そこでスパゲッティナポリタンをごちそうになったのだが、それが守護神の「一切のお礼(報酬)をもらってはいけない」という指示に反したということで、その日は霊能力が全く使えなくなったという。お茶一杯でさえよばれたらいけないということらしい。
28歳の時に「お主の修行は終わった。これからは(霊能力で)商売をしてもよい。」という許可が守護神から降りた。つまり井口先生の28歳までの霊能による様々な事件解決は全て修行であり施しを受けてはならないという厳しいものだった。
以降は報酬をもらって霊能による事件解決をしていったが、その内容は自己犠牲を顧みないものが多く、報酬が安かった。しかし、その解決能力の高さは口コミで広がり、今では政財界の方からも浄霊の依頼が来るまでになり、半年先まで予約で埋まっている状態である。→次の本文を読む