自分の感情や考え方は自分の霊体の単一の意見ではなく、守護霊、先祖霊、隣にいた浮遊霊、通りすがりの霊、動物霊、あなたの一族に恨みを持っている霊などの総和の感情や考え方なのだということ。つまり、あなたの考え方は大勢の霊たちに操作されている。その霊が善霊たちか悪霊たちかによりその人の運勢から死後の世界までが変わってくる。
深見東州先生はそのことを「強運」という本に綴りベストセラーになっている。善霊のネットワーク力は悪霊の比にならないほど強力で奇蹟的な強運を生む。それはそうだろう。地上では善人を強い力で保護していないと悪人に食い尽くされてしまうのだから。
ただし、強運の価値観が問題となるだろう。何をもって「運がいい」と感じるか? お金持ちになること、出世すること、名声を得ること、人を支配する地位につくことなどを「運がいい」と思っているようなら善霊は力を貸さず、悪霊と親密になるだろう。なぜなら、それらのどれもが悪霊の得意技だからだ。悪霊たちが地上に生を得ていた頃に、執心していたことだから、それらの願いを叶える役割を担っているのはむしろ悪霊である。
一方善霊は「少しでも善行をして天界の上の階層に精神レベルが上がっていくこと」を価値があることと思っている。人との思いやりや愛情を交わし合うことが幸せであり、感謝の気持ちを忘れないことが価値のあることだと思っている。そして健康が後からついてくる。逆に善霊たちは、お金や地位・名声に固執して人を支配しようとすることが最も不運なことと思っている。欲を捨てるほどに善霊が味方に付き健全でいられるようになり、強欲であると悪霊が味方に付いて不健全になる。
ただし、現世は祖先からの因果があるので善行の貯金や借金があり、本人の努力以外の要素も含まれている。→次の本文を読む