善悪ミックスでは悪が勝つ(本文)

 残念ながら、善と悪を一緒に住まわせると、「必ず悪が勝つ」という進化論的法則がある。善人は悪人にとって最良の餌食、善人が多いほど悪人は善人から利益を搾取できる。つまり悪人は善人の天敵なので、善悪を混合して生存競争させることはヘビの檻にネズミを入れるようなものである。そこで善人には天部の神がバックアップし、ヘビに食われてしまうことから守り続けるのだろう。
 だから、善人であればあるほど、天部の神からの強いご加護をもらえるという仕組みになっていると思われる。それではじめて善と悪が互角になる。神々が我々に力を貸すのはそのためであり、貸す力が莫大でなければ善vs悪の生存競争は釣り合わない。よって神々は決して平等に人々に力を貸すのではなく、善人にはより強く支持し、悪人には力を貸さないか、邪魔をする方向に努力するはずである。そうでなければ、3次元世界は破壊が支配する世界となり、悪以外は生き残れなくなる。
 私は幼いころから疑問に思っていたことがあった。この世は競争社会だから、神様が誰かの願いを叶えると、そのおかげで誰かの夢が叶わなくなる。それは、不平等な歪しか作らない。どうして神たる者がそのような不平等を作るのか? だから神などいないと思っていた。しかし、その疑問がようやく解消された。神が力を貸すのは善人が3次元世界で平等に生きていけるようにするためであり、そのご加護なしでは善人は生存できないからだろう。→次の本文を読む