医師が認めた神秘の医療要約

 医学部を経験していない一般の方は「医師が科学者である」ことを理解していないと思う。医師は臨床を行うので手術や救命救急のイメージが強いが、半分は医学研究に身を捧げる科学者である。だから病気や基礎医学を研究し、他の科学者と同様に論文を書き学会で発表することが義務化されている。その医師が医学を捨てて神秘なる力を研究するのは人生を賭けた一大決心なのだ。
 ここに紹介した医師たちは、ノーベル医学賞を受賞した者も含め、全員が「人間の病気には科学では解明できない神秘的な力が関わっている」ことを認めた。そして神秘的な力を用いて治療を実践している。その何が凄いことなのかわかるだろうか。
 その辺にいる霊能者がヒーリングをするのとは訳が違い、医師が神秘的な力で治療をすると、解雇され、国を追われ、収入が激減し、評判を落とされ、何一つよいことが起こらない。だからこそ、医師が神秘的な力を信じて治療しようと言い出した理由は、「事実を知ってしまったからだ」と考えてよい。
ノーベル医学賞を受賞したアレクシー・カレルのように、結核性腹膜炎でひん死の重傷患者が、自分の目の前でみるみる元気になり完治する様子を見てしまったからだ。医学のどんな理論どんな治療を用いても、この重症患者を治す方法は存在しない。その絶望の果てにある患者が、ルルドの泉の前でわずか数十分で改善したことを、自分の診察で確かめてしまった。
 それを「嘘だろう」「あり得ない」と無視することの方が医師という科学者にはたやすい。逆に医師にとって奇蹟を受け入れることは人生を壊されるほどに痛々しい。その痛々しいことを自分の良心に従って受け入れることができた医師たちをここに紹介した。
 神秘の力で患者を治す医師は世界中に存在し、珍しくないことを付け加えておく。そして近年、波動医学機器が日本に輸入されることになり、神秘の力に確信を持つ医師が日本では徐々に増えてきている。