人間の体内の反応は「化学反応である」という考え方は18世紀から20世紀にかけて世界に浸透した。生化学がそれである。この西洋医学の考え方は3次元世界では間違いなく正しい。しかし、実際には体細胞は化学反応でのみ動いているのではなく、周波数が関与していることが言われ始めた(3-5参)。この周波数が生命場に影響を及ぼしている可能性があり、周波数は圧電差や弱い電磁場と同様、高次元世界をコントロールする鍵になっている可能性がある。
体細胞が化学反応でのみ動いているという考え方は最先端の科学では崩れている。だから今、世の中では一部にパニックが起きている。ホメオパシー(レメディ)を医師会が否定したり、血液クレンジングの違法性が国会で審議されたり…。審議されるだけまだまし。それは逆に、摩訶不思議な治療にも寛容になっている証と思われる。多種多様な情報がネットを通じて世間に出回っているからだ。ただし、そうした情報を病院のHPに掲載してはいけないという法律が2018年6月に制定された。
弾圧には正当性もある。安全性が確認されていないからだ。
問題となるのは、「化学的に安全なものが、高次元的に危険なものである」可能性である。例えば魔除けに使う五芒星のマーク。化学的には何の危険性もない。しかし、下手に使うと魔を集めるゴキブリホイホイのような役割をしてしまうこともある。
ほとんどすべての波動医学系のモノは高次元世界に対してどのような影響をもたらすかを十分に検討しないまま使用されている。だから安全性が検討されていない。国会審議で「安全性と有効性を調査せよ」と言われるのは当然である。波動医学が副作用を全く調査研究しない態度を改めなければならない。目に見えない世界の治療だから副作用がないとするのは嘘である。
私は前出の血液クレンジングも高次元医療の一つであると推測するが、問題となるのはそこにオゾンという有毒ガスを用いているところである。有毒だから問題なのではない。化学的に有毒なものが人間に有害であるという短絡的な思考回路が問題である。化学的に有害なものは、量を少なくすれば有害ではなくなる。しかし、高次元的に有害なもので科学的に無害なモノがあり、それを人々が「無害」と判定することに問題がある。
問題の根本原因は、ほとんどの人が高次元世界の存在を考えず、有害か無害かを、これまでの古い科学の知識で考えてしまうところにある。
すでに量子力学では高次元世界の存在を考え始めているというのに、医学の分野では誰もそれを考えないことが問題なのだ。
レメディや血液クレンジングなど、議論を呼んだ治療は氷山の一角であり、実際は無数の検討すべき波動医学療法が存在する。それらは旧物理化学の知識では検証しきれない。よって今後はさらに審議のケースが増えることが予想される。私は、それが人々に高次元世界を知らせるきっかけになることを祈っている。→次の本文を読む