儒教と形態形成場(要約)

 儒教では上下関係は異常なほどに厳しく解釈され、「1日でも早く生まれた者、1日でも早く入門した者は、後から来た者よりも尊重されなければならない」という歪んだ思想を生んだ。
 弘法大師、空海様はこのような儒教の教えに反発していたことは知られている。年功序列は今世だけを見た場合に成り立つ考え方であり、前世での経験を加味したトータルの修行を視野に入れれば「生まれや入門が早いというだけで人間の上下関係が決まること」は論理的ではないと述べていた。→本文を読む