マーガム城(幽霊屋敷)の科学調査(本文)

 以下「超常現象 科学者たちの挑戦(NHK取材班)」からの抜粋。
 NHK取材班はマーガム城の怪奇現象の調査に行き、そこで調査団は午前0時から0時20分にかけて寒気や嫌な冷たさを感じたという。小早川博士はネズミの体温をサーモグラフィーで観測する実験を示した。天敵である蛇の匂いのするシートを入れると、ネズミの体温が3度下がった。そして、調査団の感じた寒気・冷感がこれと同じ原理であろうと博士は推測した。しかし、ネズミを使った体温低下トリックで、調査団全員がタイミングを同じくして寒気を感じる理由の説明にならない。
 また、この城では幽霊の目撃者が複数存在するが、これはバレイドリア効果(模様を人の顔であると錯覚する効果)であるとフレンチ博士は言う。ならば殺人犯を目撃したAさんの証言はバレイドリア効果で否定できてしまう。目撃が実在の証拠にならないという論法は、この世の実在(目撃者)の全てを否定してしまう。
 霊感の強い人は幽霊を見る経験をしばしばするが、これらを「錯覚」「幻覚」で片づけるのが科学理論であるというならば、その理論自体がトリックの一つであろう。科学というのであれば再現性を証明しなければならない。例えば、城内を完璧に模した部屋を別に作り、そこに人々を連れてきて、幽霊を見る人が何人も存在することを証明する(再現性の証明)ことだ。それができてはじめて科学的否定法が成立する。トリックで否定するのは科学ではない。→次の本文を読む