西洋医学的概念によれば、脳が意識の唯一の座である。一方、ヨーガの体験(心身を制御し、精神を鍛練する修行の全て)は、頭脳-意識は多くの可能な意識形態のひとつにすぎない。ところが密教では意識はその機能と本性に従って、身体のさまざまな器官に布置あるいわ集中されうると考える。そこを通って流れる力を集め、交換し、分配する器官がチャクラ(同著)。
プラーナ(生命の呼吸)は宇宙のリズムであり、そこでは世界創造と世界破壊が人体における呼気と吸気のように交互におこり・・・宇宙の全ての力はプラーナの変形である(同著)。
気の流れ(ナーディ)は人体を通って流れる諸力の導体として働いている目に見えない流路や微細な管を言う。→本文を読む